1000点以上の作品が展示されている大塚国際美術館の中でも
フランス絵画を取り上げて紹介させていただきました
大塚国際美術館 企画・広報部 坂本 明子さんに案内していただきました
モネの庭 たいこ橋の上でたたずむ二人
ちょうど奇麗な水連の花が咲いていました
そして一作目がこちら 印象派の巨匠
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
貧富の差を気にせずに誰もがおしゃれや歌や踊りを楽しんでる様子が
温かく優しい視線でとらえられていました
大塚国際美術館では絵画を実物大の陶板で複製しており
額縁なども実物のとおり再現されているとのことです
二作目がこちら ロココ時代を代表するフランスの画家
アントワーヌ・ヴァトー「シテール島への船出」です
愛と美の女神ヴィーナスが流れついた島といわれ
当時の人たちの間で恋愛成就の場所として有名なデートスポットだったようですね
続いてはフランスロマン主義の巨匠 ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」
自由の象徴として女性が力強く描かれています
見ているだけで勇気をもらえそうです
こちらの部屋はまるまるドミニク・アングルの作品に囲まれていました
アングルの描く女性は骨や筋肉といった解剖学的な見地を無視し
肌のなめらかさや見た目の美しさを追求していると言われています
さてさて こちらは作者不明 「わが唯一の望みの」(一角獣を従えた貴婦人より)
絵画ではなくタピスリーの作品ですがやはり陶板で再現されていてびっくりしました
展示されている最下層のフロアは宗教画が多く集められており
照明がやや落とされていて厳かな雰囲気に包まれています
遠くから聞こえてくる静かな讃美歌に心が落ち着かされました
こちらで最後の作品になります
ジャック・ルイ・ダヴィッド 「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠」
621cm×979cm という巨大な作品で大迫力! 坂本さん一番のお勧めです
パリのノートルダム寺院で行われたナポレオンとジョゼフィーヌの戴冠式
ローマ法王を呼び寄せているところからナポレオンが
いかに絶大な権力を誇っていたかが推し量られます
フランス絵画を巡る旅として紹介してきましたが いかがだったでしょうか?
大塚国際美術館ではあらゆる国の絵画が納められています
一度ゆっくりと時間をかけて鑑賞されることをお勧めいたします
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